プログラミングを学んでみたいけど、プログラミングスクールってどこを選んだらいいのかわからない。
それなら、今日は良いプログラミングスクールを選ぶチェックポイント3つを太郎さんにお教えしますね!
今日はプログラミングスクールを選ぶときにチェックしてほしいこと3選を25年以上エンジニアをしている私が解説していきます。
プログラミングスクールはコスパが一番大切
プログラミングを学ぶためにはプログラミングスクールが一番の近道です。
カリキュラムに沿って少しずつ実力をつけていくことができ、メンターや講師がエラーの回避方法やアルゴリズムの解説、ツールの使い方をしっかりとしてくれるので回り道をしなくて済みます。
ただ、世の中には粗悪なカリキュラムやサポートがしっかりしていないいわゆる「悪い」スクールがあるのも事実です。
今日はプログラミングスクール選びをするとき、どこにポイントを置いて確認すればよいのかを解説していきます。
ポイントは3つ。
- 履修する内容
- 履修時間に見合った金額
- 転職・就職支援がついているか
ひとつずつ解説していきましょう。
スクール選びのポイント1 履修する内容
例えばインフラエンジニアになりたいのにPHPを学んでもあまり近道とはいえません。
なぜならジャンルが違うからです。
実はIT業界とひとくちにいってもとても広い職種があることをご存知でしょうか。
もし決まっていなければこちらの記事から先に読んでみてください。
その職業に就くために必要なスキルは何でしょうか?
例えばWebアプリケーションエンジニアになるためには、「プログラミングスキル」「Webの知識」「データベースの知識」「HTMLの知識」が最低限必要です。
例えばインフラエンジニアになるためには、「サーバの知識」「ネットワークの知識」「セキュリティの知識」が必要です。
入学しようとしているスクールにそれらのスキルが身につくカリキュラムはあるでしょうか?
もし、スクールのホームページにそれらの情報がない場合、「どんなことを学ぶのか」「どんなことができるようになるのか」を無料体験や無料相談で聞いてみてください。
はっきりと回答できないスクールやカリキュラムのタイトルや目次などの提示ができないスクールはやめておいた方が良いでしょう。
カリキュラムや目次を提示してくれるということは、「これからこの学習を一緒にしていってこういうスキルを身につけますよ。」といういわばスクールの目標です。
これらをしっかりと提示できないスクールは中身が薄かったり、しっかりとした学びが得られないなどの可能性があります。もちろん可能性なので、本当は良いスクールなのかもしれません。ですが、現役エンジニアとしてプログラミングスクールも運営している私からすると「大丈夫?そのスクール?」と言わざると得ません。
しっかりと学ぶカリキュラムの内容(タイトルや目次)を提示してくれるスクールを選びましょう。
スクール選びのポイント2 履修時間に見合った金額
例えばプログラミングスキルと言ってもたくさんの言語があります。
どの言語を選んでも良いですが、カリキュラムには想定する履修時間があります。
例えばHTMLとCSSは基本だけ学習するなら30時間もあれば十分です。
(ここでは基礎なのでタグを使ってWebサイトを作成する方法のみ履修することを想定しています。)
世の中にはこれだけのカリキュラムで数十万円するスクールが本当に存在します。
30時間の履修時間で30万円だとしたら、1時間1万円のカリキュラムを購入したことになります。
妥当でしょうか?
私であれば時間当たり数百円~千円くらいが妥当かなぁと思っていますが皆さんはどうですか?
スクールの金額は高額なものが多いので「おおぉ、結構高いなぁ」と思ってしまうかもしれません。そういう時は「履修時間」に注目してください。
1日8時間を想定して1か月コースの場合、 8時間×30日=240時間 を想定しています。
20万円のコースの場合、1時間あたり約840円です。
このようにして、想定の履修時間でスクールの金額を割ってみて時間当たりの金額を計算してみると「高い」「妥当」がわかりやすくなるのではないでしょうか。
ちなみに期間は長くなればなるほど割高です。
その理由はおそらく人件費だと思います。(ここは私の想像です。)
あなた専用についてくれるメンターや講師たちもお給料をもらっていますので長くなるほどその分の金額が少し加算されるでしょう。
それを考えても時間当たり数千円~数万円という法外な金額のスクールに通うのはやめましょう。
もし、想定の履修時間が公表されていなければ、こちらも無料相談、無料体験の時に聞いてみてください。
プログラミングスクールを適正な価格で提供しているスクールであれば目安は教えてくれます。
適性な価格で提供している優良なスクールはたくさんあります。ぜひ良いスクールを選んでください。
スクール選びのポイント3 転職・就職支援がついている
スクールを卒業した時、あなたは就きたい職業に必要な最低限のスキルを身につけています。
「さぁ、就職・転職活動をしよう!」と意気込んでいるでしょう。
しかし、現実では未経験は就職しにくいという現実があることをご存知でしょうか。
IT業界は未曽有の人材不足だ!と叫ばれていますが、実は求めている人材というのは「スキルの高い経験者」またはそれほどスキルはなくても「即戦力」を求めています。
企業側にしてみると未経験者はスキルがどの程度あるのかも図りにくいですし、プロジェクト内での仕事の進め方もイチから教えるコストがかかるため、なかなか未経験者を採用しにくい。という背景があります。
そのため、私は就職保証がついているスクールをおすすめします。
就職保証がついているスクールはあなたが就職できるまで保証してくれる。ということです。
これほど心強いことがあるでしょうか。
スクールを選ぶときにはぜひ「就職保証」がついているスクールを選んでください。
スクール選びのポイント番外編
スクール選びのポイント3選の中には入れませんでしたが、私がもう一つおすすめしたいのは、国の給付金が受けられるスクールもあります。
これはなんと最大56万円もの給付金を支給してくれます。これは使わない手はないですよね。
給付金には条件がありますが、もし条件が合えば大きな負担を軽くできます。あなたがもし条件に合うなら給付金対象のスクールを選ぶことをおすすめします。
給付金対象かどうか。は厚生労働省のこちらのページで確認できます。
IT業界にはたくさんの職種がある
最初にお伝えした通り、IT業界とひとくちに言っても実はとてもたくさんの職種があります。
ここでは大きく3つに分けてみました。
- ソフトウエア系
- インフラ系
- ハード系
職業と必要なスキルについてはこちらの記事で詳しく解説していますのでこちらも参考にしてみてください。
ひとつずつ解説していきます。
ソフトウエア系
皆さんが「IT業界」と言われて思い浮かべるのがこのソフトウエア系、ソフトウエアエンジニアでしょう。
プログラミング言語を操って様々なソフトウエアを作っていくのがソフトウエアエンジニアの仕事です。
ソフトウエアエンジニアにもたくさんの種類があります。Webアプリケーションエンジニア、モバイルアプリエンジニア、サーバーサイドのアプリケーションを専門にするバックエンドエンジニア、ブラウザ側を専門にするフロントエンジニア、AIや機械学習のエンジニアやデータ分析などなどなどなど・・・・
挙げていけばキリがありませんが、このように多種多様な職業があります。
必要なスキルは何か?と言われると個々の職業によっても違いますが、どの職業でも必要になるスキルをここに挙げておきます。
- プログラミング言語でのコーディング
- データベース
- Webの知識
もちろん、データベースやWebの知識はネイティブアプリでは不要なこともあります。しかし、その職業でのキャリアアップを図るなら必ず必要になってくるでしょう。
最低限これだけのスキルは必要です。
また、コーディングの技術はプログラミング言語だけではなくフレームワークやライブラリの知識もある程度必要になることもあります。
このように「どの職種に就きたいのか」で最初に学ぶスキルが違ってくることは理解していただけたでしょうか?
ある程度学んでからでも遅くはありませんので、この3つの知識だけは基礎レベルで良いので身につけておきましょう。
インフラ系
ソフトウエアエンジニアとは少し雰囲気が違う職業です。
サーバーの構築やセキュリティ、ネットワークの構築などを専門とするエンジニアです。
ソフトウエアエンジニアも自分たちで利用するテスト用サーバーを構築したりすることもあるので、多少の知識を持っているエンジニアも少なくありません。
しかし、インフラ系のエンジニアの知識の深さには到底かないません。
それほど専門的な技術や知識を持っている人たちなのです。
基礎としては、サーバー系、ネットワーク系の資格を取ったりしてみることをおすすめします。
ハード系
こちらもあまり聞きなじみがないかもしれませんが、ハードウエアエンジニアもIT業界の職業の1つです。
実は身近に作られたものは多くあるんです。家電などはその代表で現在の家電にはネットワークに繋がるものがたくさんあります。それらを開発しているのがハードウエアエンジニアです。
世の中はどんどんIoT化していき、ハードウエアエンジニアも不足していると良く言われている職業です。
OSにあたるファームウエアから開発に携わることも多く、かなりの知識を要しますが仕事はたくさんあり技術を磨けば引く手あまたになることでしょう。
大手メーカーでの採用が多いため年収も安定しています。将来の安定を考えているのであればハードウエアエンジニアを目指してみるのも良いでしょう。
どんな職業に就きたいかを良く考える
スクールを選ぶ際には、どんな内容なのかをしっかり確認しなければなりません。
そのポイントを今日は解説してきました。
全ての記事に言えることですが、「あなたはどんな職業に就きたいと思っていますか?」または「どんなことができるようになりたいと考えていますか?」
この2つの質問に答えられるようになるまで、しっかりと考えてください。
プログラミングは考えることから始まります。
自分の進むべき道をしっかりと考えて、それに見合ったスクールを選択してくださいね。
私がおすすめするスクールについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
プログラミングは身につけるまでにとても時間がかかります。
ですが、それはプログラミングだけでしょうか?
何事もそれを職業にしてプロとして食べていこうとするならば相応の経験時間を必要とするはずです。
かなりの時間を費やすからこそ、独学でたくさんの回り道をするよりも良いスクールに出会って最短で身につける方法を私はおすすめします。
これからもIT業界への転職したい皆さんを応援しつづけています。
もし、気になることがあれば、私にお答えできることはなんでも回答しますので、Twitter(@onon_noriko)のDMでお気軽に質問してください。