小学校ではプログラミング教育が必修化となりました。プログラミング教室を導入する塾も増えてきています。
そろそろプログラミングも習わせた方が良いのかな?と思って体験授業を受けることもあるでしょう。
でも、プログラミング教室の良し悪しってわかりにくいですよね。
そこで、この記事では、現役のシステムエンジニアであり、プログラミング教室を運営している私が「プログラミング教室を選ぶときに注意するポイント」を3つご紹介します。
私は、プログラミングを愛してやみません。プログラミングに出会って、この職業に就くことができて本当に良かったと心からそう思っています。
しかし、プログラミングを習う=プログラマーになる ではありません。
プログラミングを習うと身につくちからとは、「子どもたちがこれから先に生きていくちからを身につける」チャンスです。
せっかくプログラミングを習うなら「プログラミングで身につけられるちから」をしっかりと身につけてほしいと願っています。
ぜひ参考にしてみてください。
プログラミング教室の選び方
私たちがおすすめするプログラミング教室の選び方をお伝えします。
プログラミングはわからないし、どこを見れば良いのかわからない。という方がほとんどですよね。プログラミングを学習するには必ず学習のロードマップが必要です。
カリキュラムはロードマップに従って進むことが望まれます。
残念ながら昨今開講されているプログラミング教室にはそのようなカリキュラムや授業の内容を組み込んでいる教室が少ないことも事実です。
ここでは選ぶときに確認するポイントを3つ解説します。
- 授業はテキストを写すだけではないか?
- 講師はプログラムを理解しているか?
- 練習問題はたくさん用意されているか?
ひとつひとつ解説していきましょう。
1.授業はテキストを写すだけではないか?
最近よく聞くのが、この相談です。
「授業のテキストを写して動かしてはいおわり。だけど全然プログラミングがわからない」と当校に入校される子もいます。
体験入学の時にカリキュラムの内容をよく確認してみてください。
そのカリキュラムに練習問題はたくさんあるでしょうか?
問題⇒解答 とあってそれを写して終わり。になっていないでしょうか?
プログラミングは「考えること」を学ぶ学問です。「写して終わり」というカリキュラムを採用されている教室ではこのちからは全く身につきません。
ぜひたくさんの練習問題がある教室を選んでください。
自分の頭でプログラムを考え、どのように組み立てるのかをさらに考え、実際に組み上げて、動かす。不具合があればどのように直せば良いのかを考える。
プログラミングとは「考えることを学ぶ」学問なのです。
テキストを写しておわり。ではこのちからは身につきません。ぜひ「自分が考えられる」ような練習問題をたくさん用意している教室を選んでください。
2.講師はプログラムを理解しているか?
「現役エンジニアが指導」を謳っている教室も増えてきています。
ですが、本当でしょうか?
当校に通われている保護者や生徒からは、「以前の教室では講師がエラーの解消ができない」、「どうしてこうなっているのか説明できない」という講師がほとんどだった。といった話をよく聞きます。
その講師は本当に「現役エンジニア」なのでしょうか?
プログラミングは解答が複数ある学問です。正解は1つではありません。「あなたの回答も正解。でももう一つ正解があるから探してみよう。」そういって、子どもたちの引き出しをひとつ、またひとつと増やしていくことがプログラミング教室の仕事です。
エラーが解消できない、どうしてこうなっているのかが説明できない講師に生徒の引き出しを増やすことができるでしょうか?
もし、体験授業に同席されるのでしたら、ひとつずつ「これはどういう動作をしているのですか?」「これはなんのためにするものなのですか?」と聞いてみてください。
私なら喜んでご説明いたします。というよりは、プログラミングを組む前にしっかりと生徒に説明しておりますが・・・
その講師がプログラミングを理解しているかどうかを確認することは難しいと思います。
ですが、ひとつひとつ体験授業の中で質問をすることで、「理解して回答しているのか?」は感じるのではないでしょうか?
なかなかハードルは高いですが、ぜひチャレンジしてみてください。
3.練習問題はたくさん用意されているか?
「1.授業はテキストを写すだけではないか?」 でも書きましたが、練習問題はたくさんあるに越したことはありません。
プログラミングは自転車と同じで何度も何度も繰り返しプログラミングを行うことで身につく学問です。
「プログラミング」とひとくちに言いますが、実はこのようなステップを踏む必要があります。
「1.授業はテキストを写すだけではないか?」でも解説しましたが、テキストを写すという行為は③プログラムを組む(コーディング)の部分だけを学習しています。
もちろんテキストを写すだけでも何となく理解する子どもがいるのも事実です。
ですが、そこには①②④⑤の工程がすっぽりと抜け落ちているのです。
これでは、「プログラミング」ではなくただの「コーディング」でしかありません。
では、何がプログラミングの能力を上げるのでしょうか。
それは、「自分で考え」「自分の思うとおりに作り上げ」「だめなら創意工夫を凝らしていく」という3段階です。
そのためにはたくさんの練習問題が必要です。
何度も言いますが、プログラミングは自転車と同じです。何度も何度も練習して初めて身につく技術です。
練習問題にもレベルがついているとさらに望ましいです。練習問題を1つクリアすると「できた!」「やった!」という気持ちが育まれ、自己肯定感に繋がります。自己肯定感を高めながら少しずつ難易度が上がっていくことで気が付くと難しい問題にもチャレンジできるようになっているんです。
体験授業の時には「練習ドリル」がどのくらいあるのか。をしっかり確認してあげてください。
プログラミング教室に通うと育まれるちから
これまでプログラミング教室の選び方についてお伝えしてきましたが、では実際にプログラミング教室に通うとどんなちからが育まれるのでしょうか。
30年以上システム開発の現場に携わってきた私が考えている3つの育まれるちからをご紹介します。
- やり遂げるちから(貫く力)
- 諦めないちから(耐え抜く力)
- 考えるちから(考え続ける力)
()内はロジカの提唱する身につくちからです。この3つのちからが合致したことで、私たちはロジカ式のカリキュラムを選んでいます。
ひとつずつ解説していきましょう。
1.やり遂げるちから(貫く力)
目標を自分で設定することでダラダラと授業を受けない。目標の達成に力を注ぐ。などのメリットがあります。
これは、プログラムだけではなく今後の人生においても必ず必要になる力です。
もう一つは、目標を設定し、最後に振り返りを行う。これをルーティーン化することで、「今日はここまで頑張れた」「達成できた」という自己承認に繋がります。
自分自身を認めてあげることにより自信がつきます。この自信は将来何かで躓いても自己を失わない確かな力を育みます。
目標を設定し、ひとつずつ達成することで「やりとげるちから」を身につけます。
2.あきらめないちから(耐え抜く力)
次は実際に考えて書き出した動きをプログラムにしていく作業です。
動きをプログラムにして、実際にうごかしてみると・・・「あれ?動かない。」「思ったような動きじゃない」なんてことが起きます。
子どもたちはそれを、見直し⇒修正⇒動かす⇒見直し・・・と何度も何度もくりかえしながら自分の考えた動きに仕上げていくのです。
この作業は自ずと「忍耐の力」、「あきらめないちから」を育みます。
3.考えるちから(考え続ける力)
プログラムを作り、実行した時に動かない場合、見直します。
「どうして動かないのか?」、「何がいけなかったのか?」「どう直せばよいのか?」そういったことをひとつひとつ確認しながら考え、次につながる工夫をします。
そうして、少しずつ次につながる工夫を積み重ねることは、「工夫するちから」を大きく育てます。
小学校でプログラミングが必修化になった理由
見てきていただいたようにプログラミングを学ぶと、人間としてこれから生きていくうえで大切な能力を育んでくれることがおわかりいただけたでしょうか。
文部科学省が発表している「小学校プログラミング教育の手引(第三版)」にはこのように記載されています。
少し長いので要約すると、以下の3つです。
- 様々な情報を適切に選択・活用する力をつける
- コンピュータを使いこなす力を身につける
- 子ども達の可能性を広げる
これらを育てていくことで、これからの時代をコンピュータととともに生き抜くちからを育てたいという想いが感じられます。
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私たちは大阪市のプログラミング教室 ロジカ式阿波座校 です。
ロジカ式は、システム開発会社が運営しているプログラミング教室で、講師は現役のプログラマです。
お子さんの「やりとげるちから」「あきらめないちから」「考えるちから」を育みたいならぜひ私たちにお任せください!
プログラミングを通じて、しっかりとした3つのちからを育んでいきましょう。
ロジカ式阿波座校では、対面・オンラインでの受講が可能です。
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